後援会常任委員会が開催されました。

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横浜共立学園後援会

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第30回後援会常任委員会が6月14日(火)山手214番館ホールで開催され、19名の委員が出席しました。
 湯沢会長から新役員に委嘱状を交付したのち、2015年度の事業報告、会計報告と給付奨学金の報告がなされ、承認されました。
また、第7回演奏会、今年度の後援会事業について討議をし、了承されました。

第7回演奏会が開催されます。10月29日(土)午後2時開演
 吉野直子ハープの調べ ~チェロとフルートの音色と共に~
  申込期間  7月上旬から8月31日まで
        関係者の皆様にお知らせいたします。
        お申し込みください。

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校舎等再整備計画進捗状況(No.2)

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インフォメーション

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 新校舎建築定礎式が6月8日(水)14時00分より、新校舎建設予定地であるバレーボールコートで行われました。
 学園関係者、生徒会役員の生徒、山手西部自治会、株式会社日本設計、株式会社安藤・間の方々、合わせて130名余りが列席して、厳かな定礎の礼拝を守ることができました。

 旧東校舎の解体に向けた行政との調整が終了し、6月9日から本格的な解体工事が始まりました。旧東校舎の解体後、跡地とバレーボールコートに新校舎の建築が始まります。

□「校舎等再整備計画(第一期)」工事概要

 工事名称   学校法人横浜共立学園 校舎等再整備計画(第一期)
        (旧東校舎を解体し、新校舎を建築)
 施工場所   神奈川県横浜市中区山手町212番地
 敷地面積   13959.58㎡
 建築面積    1443.42㎡
 延床面積    6028.14㎡
 建築規模   RC造(一部鉄骨造)地上4階 地下1階
 工  期   2016年4月15日~2018年3月15日(予定)

詳細はこちらから【443KB】

校舎等再整備計画進捗状況(No.1)

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インフォメーション

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 横浜共立学園では、かねてより校舎等再整備計画を進めてまいりましたが、2016年4月15日より建築工事を開始しています。
 第一期工事では、旧東校舎を解体し、老朽化している南校舎(高校教室、講堂、事務室等)に代わる新校舎の建築を行います。

 5月2日(月)現在、旧東校舎解体準備のため、各種調査および諸手続きをしています。

□「校舎等再整備計画(第一期)」工事概要

 工事名称   学校法人横浜共立学園 校舎等再整備計画(第一期)
        (旧東校舎を解体し、新校舎を建築)
 施工場所   神奈川県横浜市中区山手町212番地
 敷地面積   13959.58㎡
 建築面積    1443.42㎡
 延床面積    6028.14㎡
 建築規模   RC造(一部鉄骨造)地上4階 地下1階
 工  期   2016年4月15日~2018年3月15日(予定)

詳細はこちらから【443KB】

後援会報第18号が発行されました(2015年12月1日発行)

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横浜共立学園後援会

Photo:Akira Muto

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奨学会員、同窓会員、旧教職員、現教職員の皆様に送付させていただきました。
どうぞご覧ください。後援会活動にご協力をお願い申しあげます。
また、第7回「演奏会」を2016年10月29日(土)関内ホールにてハープの吉野直子さんの演奏会を行います。
共演者としてチェロの向山佳絵子さん、フルートの佐久間由美子さんを予定しております。来年にお知らせさせていただきます。多くの皆様のご来場をお待ちいたしております。

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後援会常任委員会が開催されました。

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横浜共立学園後援会

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 第29回後援会常任委員会が6月16日(火)山手214番館ホールで開催され、20名の委員が出席しました。
 2014年度の事業報告、会計報告と給付奨学金の報告があり承認されました。
その後、昨年におこなわれました、第6回演奏会の収支報告と収益金の取り扱いについて協議し承認されました。
会長の湯沢 誠氏から新常任委員2名に委嘱状を交付しました。
 また、今後の後援会活動について討議しました。

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言葉の危うさ・曖昧さ

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校長メッセージ

横浜共立学園中学校 高等学校 校長 坂田雅雄
横浜共立学園中学校 高等学校
校長 坂田雅雄

キリスト教は言葉の宗教と言われます。ヨハネによる福音書は、「初めに言(ことば)があった」という一文から始まっています。
 言葉は大切な意思疎通の手段です。しかし、最近その言葉がかなり薄っぺらになってはいないかと危惧します。
 例えば現政権の言う「積極的平和主義」という言葉、極めて聞こえが良いのですが、積極的に平和を維持すると言いつつ、戦争が出来る国への方向転換、ということは何のことはない、自国の平和を守るには戦争も辞さない、と言っているようなものです。
 将来的に再生可能エネルギーへの転換と言いつつ、現段階では安全と診断された原発を再稼働する、というのも言葉が内実とはかけ離れているとしか言いようがありません。
 政治学者の丸山真男氏は、敗戦直後に、「これだけの大戦争を起こしながら日本には、我こそ戦争を起したという意識が見当たらない」と指摘し、「何となく何物かに押されつつ、ずるずると国を挙げて戦争の渦中に突入したというこの驚くべき事態は何を意味するか」と言っています。原発事故、これだけの大事故を経験しながらと言いたくなります。
 さらに日本では、敗戦後に日本人を主体とした戦争責任の追及がありませんでした。誰の責任なのかと追及するという発想でなく、「一億総懺悔」、日本人全員が悪かったのだ、と誤魔化し、結局誰も責任を取らず、反省をしなかったのではないでしょうか。そのことが現在でも近隣諸国の人々から、日本人は歴史認識に問題あり、と指摘されていることではないかと思います。唯一日本が世界に示した戦争責任は、「憲法第9条」ではないのかと言えます。
 原発の問題にしても、これだけの被害、被災者を出しながら、責任の所在もはっきりさせていません。かつて原子力の平和利用と謳った米国の大統領は、水爆実験への世界からの非難をかわす目的で、「原子力の平和利用」という言葉を作り出しました。しかし、所詮原子力は人間のコントロールできる範囲を超えているのです。核分裂にしろ核融合にしろ、原子核反応は私達が化学の実験などで行う化学反応とは全く異なる現象なのです。化学反応は元素そのものは変化させず、結合状態を変化させるだけですので、どうにか制御できます。ところが原子核反応は、元素そのものを変化させ、自然界、宇宙空間には存在しない新たな元素を創り出してしまう反応なのです。とても人間の制御できる代物ではないことを、多くの科学者は知っていました。しかし、核の平和利用という甘い言葉で誤魔化し、原子力発電所を造ってしまったのです。神の創造の業の領域に踏み込んだのです。まさに旧約聖書、創世記に記されている「バベルの塔」です。人間の傲慢さがここに極まったと言えます。
 日本人はスローガンをたてるのが好きであり、またスローガンに洗脳され易いのではと思います。明治初期の「西欧に追いつき追い越せ」から始まって、「鬼畜米英」「欲しがりません勝つまでは」「一億玉砕」とその気になり、やがて「一億総懺悔」と逃げてしまう、そんな図式が見られます。これも言葉の危うさの一つだと思います。
 それとは別に最近の傾向として、スマホなどIT機器を利用した世界が広がっています。若い人たちに瞬く間に普及したIT機器ですが、人と人との接点が、互いに顔を見合わせるのでなく、電子機器の画面を通した繋がりになっていることの重大性にこそ、国家的に取り組むべき課題があるのではと思われます。
 また言葉そのものも時代と共に内容が変化していくこともあります。たとえば、真夏の暑い中で農作業をしている人に「暑いでしょう?」と聞いた場合、「とても!」と返事があれば当然それは「とても暑い」という意味に受け取ります。しかし「全然」と返事があれば、「全然暑くありません」と受け取るのが普通です。「全然」は否定的な語を伴うのが普通だと思うのですが、最近「全然」も肯定的な意味で使うことが見られます。不自然に思いましたが、確か漱石の文章の中にも、肯定的な意味で使っている文章があったように記憶しています。
メールやツイッターなどでは、言葉は簡単に省略され、感情は絵文字で表現されという状況です。言葉の内容の変化と共に、意思疎通がかなり難しくなっています。メールでの言葉のやりとりは、感情もこじれることがあるのではと思います。言葉が足らず、ニュアンスも伝わらない、顔が見えない、様々な要素で関係がこじれ、いじめに発展する、そんな事態が多く発生しているのです。
 学校教育の中でも、言葉の大切さをもっと真剣に教えなければならないと思います。さらに最近のゲームの普及にも問題を感じます。ゲームの多くが「敵を倒す、悪者を倒す」という内容になってはいないでしょうか。このようなバーチャル世界に慣れると、相手を抹殺しても相手を傷つけてもリセットできると信じ込むことも充分にあり得ることです。つまり現代は、学校教育からはみ出た領域で、いじめなどの萌芽が育まれていることに注意すべきではないかと思います。平和を云々するには、まず足元の子ども達を取り巻く環境について議論すべきなのではと思います。子ども達の心が荒れすさんでいては、教育効果も上がらないし、本当の平和には繋がらないと思います。

アーカイブズ

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男女別学教育について

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校長メッセージ

横浜共立学園中学校 高等学校 校長 坂田雅雄
横浜共立学園中学校 高等学校
校長 坂田雅雄

横浜共立学園は1871(明治4)年に創立され、今年で144年目を迎えます。創立以来キリスト教に基づく女子教育を実践しています。
 歴史的には多くの国で、学校教育の基本は男女別学から始まっています。日本では既に1872年の学制頒布の際に、男女の教育機会均等が述べられています。しかし機会均等は即、共学に結びつくものではありません。明治政府は「西欧文化に追いつき追い越せ」をスローガンに、富国強兵、殖産興業を目指し、実質的には男子中心に学校制度を整備してきました。
 その時代に、キリスト教宣教師の多くは、キリスト教に基づく女子教育を始めました。その価値体系は、歴史的にも、世界的にも広く認められるものであって、一部の国家や民族にしか通用しない価値観とは大きく異なるものです。
 敗戦後の教育制度が整えられる中で、GHQによる男女共学化の指導もあり、公立学校は共学化が進められましたが、私学の多くは別学を続けていました。その後日本社会でも、男女共同参画が謳われるようになり、社会の対等な構成員として、様々な分野で社会活動に参画することの重要性が認識され、1999年に「男女共同参画社会基本法」が制定されました。そしてその頃から私学でも男女共学が進められるようになりました。
 しかし、男女共同参画社会が重要であることと、男女共学が何故結びつくのかは疑問です。たしかに年少期から、男女ともに平等に、そして協力しあって生きることは大切ですが、年少期の発達過程では男女では異なる点も多くあることも事実です。学習効果の面からも、男女の特性がそれぞれ生かされることが必要ではないでしょうか。
 私はかつて男子校の教員として勤務していました。その高校は長い伝統を離れ、他校に先立ってかなり早い時期に男女共学に踏み切りました。その経験から言えることは、男子校であったときの男子と、男女共学になってから入学してくる男子とでは、かなり様相が異なっているということです。したがって別学が共学に移行する場合、根本的な教育論を教職員間で充分に議論する必要があります。それまでと同じ教育論は通用しませんので、どっちつかずの曖昧な教育を展開してしまうことになりかねません。また男子校が共学にするのは比較的容易ですが、女子校の共学化は慎重に行うべきではないかと思います。
 現在話題にされている男女共学・別学をめぐる議論の多くが、「男女平等」「教育の機会均等」といった側面で語られ、時には募集対策という経済的側面が優先され、教育の目的、内容、効果といった議論は埋没させられているのではないかと思います。「女性の輝く社会」と謳われていますが、単なるスローガンに過ぎないのではないかという懸念を拭えません。なぜならそれが一体どのような社会なのか全く不明瞭で、経済優先社会を構築するのに女性が必要であるとしか見えてきません。
 教育とは、文化の伝承と新しい知識を得ること、そして大切なことは、人間を育てる、人格を形成することです。そこで踏まえておかねばならないことは、男女差別と男女の区別はおのずと異なるということです。差別と区別を混同することによってかえって本質を見失い、混乱を生ずることが多くの場面で見られます。男女は同権であっても同質ではありません。男女を同質と考える画一的な教育は、男女固有の特質を潰してしまうことになりかねません。共学によりかえって、男女の棲み分け、差別感が強調される恐れがあるとさえ思えます。共学の良さは様々あります。しかし別学による教育効果は無視できないと思います。
 女子特有の感性などを数値で表すことは出来ませんが、女子校で多く見られる傾向はあります。女子校の清潔さ、古い校舎であっても清潔で綺麗な校舎は女子校の特徴ですが、教育にはとても大事なことです。また女子の特性は,コミュニケーション力にあります。高齢者のホームなどでも、女性同士の会話は普通にみられますが、男性は孤独なまま、ということが多いと言われています。
 学校行事などでも女子の場合は団結力が存分に発揮されます。個が抜きんでるのではなく、互いに助け合い協力し合って行事を運営します。しらけた冷めた雰囲気は少なく、共に協力し合う中で、互いの友情を深めます。学習への取り組み方にしても、女子はまず聞き取り、受け入れ、そして思考し、それから表現したり行動したりするのです。男子の思考、行動とは異なる傾向が見られます。またグローバルを求める現代、女子校の卒業生たちが語学力と環境順応力を生かしつつ、国際交流の最前線で活躍している現実があります。
 そして命を育むという、本質的な女性の特性により、平和への思いは男性よりも女性の方が強いと言えます。女性は戦いよりも和解の道を求めます。そのような様々な女性の特性が存分に育てられるのが女子校ではないかと思います。教育、すなわち人間を育てることは人間の生き様を示すことでもあります。女性教職員の多い女子校こそ、女性の生き方を学ぶ絶好の場ではないかと思います。
 日本はかつて新しい国家を作ろうと、男子高等教育機関の設立に力を注ぎました。それに対して多くのキリスト教学校は、女性と幼児の教育こそ、この国に必要であると訴え、その活動を続けてきました。これからの社会ではますます女性の役割が求められ、女子校の大切さが求められると信じています。

アーカイブズ

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「NHK交響楽団 トップ奏者によるクインテット」が開催されました。

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横浜共立学園後援会

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後援会事業として第6回目となる演奏会「NHK交響楽団 トップ奏者によるクインテット」(共立奨学会・横浜共立学園同窓会共催)が2014年11月23日午後2時より学園大講堂において開催されました。

当日は晩秋の快晴に恵まれ700名余りの生徒、保護者、同窓生が集い、5人のN響団友、団員による弦楽四重奏+クラリネットの演奏を楽しみました。

演奏者は山口裕之さん(ヴァイオリン、前第一コンサートマスター)、宇根京子さん(第二ヴァイオリン)、飛澤浩人さん(ヴィオラ、次席奏者)、藤村俊介さん(チェロ、次席奏者)、松本健司さん(クラリネット、首席奏者)の5人の皆さんでした。
日本のトップ交響楽団に相応しい、洗練され円熟した素晴らしい演奏でした。

演奏曲目

第一部
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 作品18-4
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
第二部
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 ヘ長調 作品 59-1「ラズモフスキー第1番」

アンコール
シューマン:「夕べの唄」

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本校舎の保存について

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校長メッセージ

横浜共立学園中学校 高等学校 校長 坂田雅雄
横浜共立学園中学校 高等学校
校長 坂田雅雄

横浜共立学園の本校舎は、1931(昭和6)年10月31日に竣工した、地下1階木造3階建寄棟造り(地下1階部分は石炭貯蔵庫、現在は倉庫)、瓦葺の建造物です。
 1923(大正12)年9月1日の関東大震災により学園の校舎は倒壊し全焼してしまいました。その後建てられた本校舎の設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories 1880.10~1964.5)で、彼は米国に生まれ、1905年に滋賀県立商業学校の英語科教師として来日しました。1908年京都で建築設計監督事務所(後のヴォーリズ建築事務所)を開業し、日本で数多くの西洋建築を手掛けた建築家です。
 本校舎の建築資金の多くは米国のミッション(米国婦人一致外国伝道協会)からの寄付によりますが、当時は世界的経済不況で、なかなか寄付が集まらなかったそうです。しかし匿名の一米国婦人より寄付があり、建築が実現したのです。スチーム暖房式の全館セントラル・ヒーティングを設置し、ダスト・シュートも付いており、中心部分に鉄筋コンクリートの壁を用い、耐震構造の配慮がなされています。
 太平洋戦争中の1941(昭和16)年8月に「金属収令」が公布され、1944年には範囲が拡大され暖房設備一切を供出しなければなりませんでした。同年9月、本校舎と体育館は海軍に接収されました。
 1945(昭和20)年5月29日の横浜大空襲により体育館、第二校舎、第三校舎、教員宿舎などすべてが灰燼に帰しましたが、本校舎のみ奇跡的に焼け残ったのです。
 そして1988(昭和63)年11月に横浜市指定文化財(第1号)に指定されました。

 現在本学園では校舎等再整備計画を進めています。横浜市に「都市計画提案」を提出していますが、現在の規制では南校舎の高さを維持できないため、せめて高さ15メートルまでは緩和していただきたいと望んでいます。
 その再整備計画では、「本校舎を、学園の大切な宝物として保存する」ことを柱にして計画を進めています。
本校舎は卒業生にとって大切な「心の故郷」です。その大切な故郷を失うようなことはあってはならないと考えています。現在本校舎も耐震補強は行っていますが、さらに今後も長く保存できるように、再整備計画に盛り込んでいます。校舎等再整備計画がいつから始められるかは、今のところ未定です。関東平野の直下型震災が起こらないうちに、補強工事を進めたいと考えています。
2014年7月25日

アーカイブズ

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